気を付けよう!ハムスターの多頭飼い

こんにちは!ひなです!

ハムスターを飼っているけど、そろそろ2匹目を家に迎えたい。

どうせなら今いる子と一緒のケージに入れようかな?

ちょっと待って!

2匹目を迎える前に、ハムスターの飼育の基本をもう一度チェックしてみましょう。

ハムスターの飼育の基本をおさらいしてみましょう

ハムスターってひとつのケージに何匹まで暮らせるんだっけ?

雄と雌って、一緒にしても大丈夫だったっけ?

そんな疑問に答えていきましょう。

そもそもひとつのケージで飼えるの?

単刀直入に言うと、ひとつのケージで複数の子を飼うことはおすすめできません

野生ではゴールデンハムスターは単独で巣を作ります。ジャンガリアンやキャンベル、ロボロフスキーなどのドワーフハムスターは家族単位で巣を作りますが、縄張りは巣穴から半径数キロという広さなので、ひとつのケージの中で大人数で暮らすのとは訳が違います。

ゴールデンはもちろん、ドワーフハムスターでも、狭いケージの中に一緒に暮らしていると喧嘩をしてしまうことがあり、ケガをしたり、最悪命を落とすことも!

だからハムスターの数だけケージを用意してあげてください。

「ペットショップではたくさんの子が同じケージで暮らしてるじゃん!」と思うかもしれませんが、あれはまだ子どものうちだからできるのです。

大人になって縄張り意識ができると喧嘩するようになります。

無計画な繁殖はNG!

じゃあもし喧嘩しなかったら一緒にしていいの?

ちょっと待ってください!そのハムスターの性別ははっきりしていますか?

雄と雌を一緒のケージに入れると繁殖してしまいます

雌の発情期は四日に一度と周期が短く、そして一度に十匹近くの赤ちゃんを産むこともあります。その十匹の子どもも同じケージで暮らしていたら、兄妹同士で繁殖し、十匹が百匹になることも!

兄妹同士の繁殖では遺伝子的に弱いハムスターが生まれてしまいます。また、百匹の子のもらい手を探すのも大変です。

小さなハムスターだって命です。無計画な繁殖は避けましょう。

あなたが繁殖を望み、子育ての出来る環境があり、子どものもらい手がいたとしても、同じケージで暮らすことによる繁殖はおすすめできません。

発情期のとき以外の雌は雄に対して攻撃的で、喧嘩になってしまうのです。

普段は別々のケージで暮らさせて、発情期を見計らってお見合いさせてあげましょう。

自分のキャパシティーを把握して

新しくハムスターを家に迎えるとき、考えてほしいことがいくつかあります。

本当に飼いきれるかな? 最後まで面倒見れるかな?

ペットショップで安く扱われているハムスターですが、ハムスターだって命です。せっかく家に迎えるなら、一度しかないハム生を充実したものにさせてあげたいですよね。

そのためにも責任感を持ち、自分のできること、できないことを把握しておきましょう。

家族の協力は得られるかどうか

できる、できない。それは何もやる気などの気持ちの問題だけではありません。

経済的に飼えるかどうか? もし病気になったら、動物病院への送迎や手術代は? 自分が体調の悪いときは? 家に帰れないときは誰が代わりに餌をあげるの?

1匹が2匹になったら手間も金額も2倍です。

協力が得られるかどうか、家族と相談してから家に迎えましょう。

子どもの場合は、家族の許可と同意がなければ絶対に飼ってはいけません

自分も無理をしないで飼えるかどうか

2匹目、3匹目、4匹目。

きちんと飼えば楽しみも喜びも2倍、3倍、4倍ですが、散歩の時間も掃除の手間も2倍、3倍、4倍です。

せっかく楽しいハムスターライフなのに、飼っていて苦痛に感じていたら本末転倒ですよね?

自分でも無理のない範囲で飼いましょう。

いもちゃん

私は最大で4匹同時に飼っていました。

ゴールデンが1匹、ジャンガリアンが2匹、ロボロフスキーが1匹。全員雄で、ケージは別々なので4つのケージが並んでいました。

掃除はそれほど苦ではありませんでしたが、散歩は1匹辺りの時間は、今のいもちゃんの1日1時間に比べて短くしかとれませんでした。長く散歩に出すときもありましたが、私自身が疲れていて適当に済ませてしまったり、「今日はまあいいか」とサボってしまうこともありました

今はたくさん飼うことよりも、目の前の1匹を幸せにすることを大切にしていきたいと思っています。

いもちゃんには無理なく長い時間を散歩に割くことができていますが、2匹目にも同じようにしてあげられる自信はないので、多頭飼いはしないでいくつもりです。

「2匹目」を迎えるときにはよく考えよう

犬でも猫でもそうですが、ハムスターでも多頭飼いは楽しいです。

1匹いっぴきの性格の違いや個性、長所や短所がよくわかりますし、1匹を飼うだけでは見えなかったことも見えてきます

ですが、たくさん飼えばそれだけお金や手間もかかるようになることもまた事実です。

もし家族の協力が得られ、あなたのキャパシティーの範囲内で「2匹目」を飼うことが出来ると判断したなら、ぜひお家に迎えてあげてください。

そして、そのときは別々のケージに住まして、散歩中もハムスター同士が鉢合わせすることのないように気を付けてあげてください。

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