こんにちは!ムゥです。
ハムスターの爪が伸びてきてしまった…フックのようになっているなぁ…
そう思う事ありますね。
ハムスターの爪は一生伸び続けます。
今回はハムスターの爪切りについてのお話です。
もくじ
ハムスターの爪切りは必要?
ハムスターの爪切りは人間ほどこまめに手入れをするようなことは基本的にはありません。
ですが、前に飼っていた子は爪が伸びたことなんてないのに、この子は伸びている…どうしてだろう?という事もあると思います。
ハムスターにも個体差はあるので、爪の伸びが速かったり、太い爪の個体もいたりと様々です。
気付いたら伸びていた!なんてこともありますから、日々観察しておくことも必要です。
砂浴びや床材で自然に削れる
ほとんどの飼い主さんはケージの中のトイレやお風呂に砂を敷いていると思います。
ハムスターは元々土を掘って穴の中で生活をしていた動物なので、掘れるものがあれば本能に従い、掘って潜って遊びます。
その際に、トイレの底やケージの底に爪が擦られ自然と削れます。
また、ホイールで走る時にもプラスチックと爪が擦れるので、自然と削れていきます。
不適切な飼育環境では爪が伸びすぎることも
トイレや砂風呂も設置せず、床材もほんの少し…ホイールすらない…自然と削れる場所も無いのでは、ハムスターの爪はグングン伸びて不自由な生活をさせることになります。
トイレや砂風呂の設置場所がないほどの、小さい場所にハムスターを飼育しているのであれば、すぐにトイレ等を設置できる適切な大きさのケージに変更してください。
砂風呂は常設しておく必要はありませんが、トイレは常設しておきましょう。
床材も薄く敷くのではなく、ハムスターが掘って潜って遊べるように少し厚めに敷くことをお勧めいたします。
爪が伸びていると危険
ハムスターの爪が伸びていると毛づくろいの際に体のあちこちを傷つける可能性があります。
人間だって伸びた爪で自分の体を引っかいて、みみず腫れになる事ありますよね?
それよりも、もっと酷いことがハムスターに起こってしまうのです。
傷ついた部分から流血したり、バイ菌が入って健康を害してしまったり、化膿してしまったりと、かなり危険です。
また、伸びた爪がハウスの隙間などに引っかかってしまい、それを無理やり取ろうと暴れて骨折してしまったりすることもあります。
体だけでなく、爪が目に入って傷つけてしまったり、爪を折って指を痛めてしまったりと良いことなど一つもありません。
適性な飼育環境でハムスターの健康と安全を維持してあげるようにしてください。
爪が伸びていたら
飼育環境が整っていても高齢で動きが鈍くなってきたり、あまり運動をしないようなハムスターは、どうしても爪が伸びてしまいます。
そんな時はどうしたらいいのでしょう?
病院で切ってもらうのがよい
やはり病院で切ってもらうのが一番安全で確実です。
もちろん、切ってもらう病院はハムスターをちゃんと診てくれる、ハムスターに慣れている病院でなければなりません。
料金は病院にもよりますが、500円~1000円以内が相場のようです。
ハムスターの爪には血管が通っている
ハムスターの爪には血管が通っています。
ハムスターの手元は赤っぽいですよね。爪の根元から先端に向かって爪の中の方の色が少し赤みがかっているのがわかると思います。
それが血管です。
当然のことながら、血管を傷つけてしまうと流血してしまいます。
爪の先の方は白く血管は無くなるので、切るのはその白いほんの数ミリの部分だけです。
人間の爪を切る時も同じですよね。
自宅で切るときの注意
ハムスターの爪は飼い主さん自身で切ってあげることも可能です。
自宅で切る時は、二人で切るようにしましょう。
おそらく動物病院でも二人一組になって切っているところが多いと思います。
一人が保定係、一人が切る係というようにするのがベストです。
切る道具は、人間の赤ちゃん用の爪切りや眉毛をカットする際に使う小さなハサミが切りやすく、ハムスターの爪に与える衝撃もさほど大きくなく、他の個所を切ってしまうリスクも減ります。
ハムスターがストレスをあまり感じないようにタオルなどで包み、手だけを出してサッと切ります。
ただし、深爪をすると流血してしまい、当然ハムスターはパニックに陥りますから慎重かつ丁寧に、先端だけを素早く切ることが大切です。
また一度に全部切るというよりは、左手だけ切って少し休ませて、右手を切ってという方がストレスも少なく済むでしょう。
日をまたいで切るのも一つの方法だと思います。
とにかくハムスターへのストレスが大きくならないようにしましょう。
ハムスターが怪我をするだけでなく人間も噛まれてしまったり、信用を失う事にもなりかねません。
無理して自分でやろうとしないでください。
あれだけ小さいものを切るのですから、切る側もかなりの集中力が必要となります。
足の爪は、テーブルの上など安全で平らなところにハムスターを立たせ、少し大きめのブロッコリーなど食べるのに時間がかかるようなものを与えて、夢中で食べている隙にサッと切ってしまいましょう。
爪が伸びすぎないようにするには
じっとしていることが得意ではないハムスターの爪を切るのはかなり難しいです。
できるだけ切らずに済むように普段から心がけたいものです。
対策としてはどのようなものがあるのでしょう?
床材を変える
アレルギーがあり、床材が敷けないというハムスターもいます。
そういうハムスターにもお勧めなのが新聞紙の印刷前の紙です。
白紙新聞紙と呼ばれています。
ペットシーツとしても使用できると評判です。
シュレッダーで細かくすればハムスター用の床材となりますし、低価格なので多少贅沢に使用しても家計を大きく圧迫することもありません。
爪とぎのできる巣箱
爪とぎが出来るよう作られている巣箱もあります。
陶器で少し表面がざらついたものがお勧めです。
こちらは見た目も可愛らしいハウスです。
商品名に「爪とぎ」と入っている爪とぎにはもってこいの物で、入り口からひょっこりお顔を出す姿もとても可愛らしいです。
トンネルで遊ぶ時に爪を研げるものもあります。
中に入ったり登ったりするときに爪が研げるようになっています。
夏場には暑さ対策としても使用できるというのも嬉しいですね。
まとめ
ハムスターの爪は、伸びてしまうと危険だという事がお分かりいただけたかと思います。
無理に自分で切ろうとして失敗するより、病院で切ってもらう方が確かで安全です。
爪が伸びてきたなと思ったら、健康診断も兼ねて病院へ行って切ってもらう事をお勧めします。
自分で切るのは相当な勇気もいりますので、自信が無い、まだハムスターが手に慣れていないという場合は無理して自分でやらないでください。
ハムスターが大人しく、手の上で寝てしまうほどであれば寝ている隙に切ることは可能だと思います。
できるだけ普段の生活から爪が伸びないようにする環境を整えてあげることが一番大切です。
今一度環境を見直してハムスターが快適に過ごせるようにしてあげましょう!