くしゃみをしているハムスターの原因と対策

鳴いたりすることもなく、めったに声を上げることがないハムスターですが、寝言を言ったり、ちょっとお喋りしながら食べてみたりなど普段からお喋り?(笑)なハムスターもいますね。

個体差はあるとはいえ、声を出しているとハムスターを飼っている身としては、少し心配なこともあるかと思います。

その中でも、クシュクシュとくしゃみをしている時は、とても不安に感じることでしょう。

出来るだけくしゃみの原因を取り除き、防ぐことが出来れば良いですよね。

今回はくしゃみをしている時の、原因や対策を学んでいきましょう。

くしゃみの原因

ハムスターがくしゃみをしているからといって、すべてが心配なわけではありません

ちょっとしたホコリを吸い込んでしまって、くしゃみをしてしまう事もあります。

一度くしゃみをして、それっきりしているようなことがないのであれば、心配は無用です。

連発していたり、少ない数でも毎日のようにくしゃみをしているとなると放ってはおけません。

人間と同じように、アレルギーであったり、風邪をひいてしまっていたりすることがあります。

アレルギー

人間のくしゃみといえば、花粉アレルギーであったり、動物の毛に対してのアレルギーなどがよく聞くアレルギーですよね。

ハムスターがアレルギーを起こしていると思われる動画がありましたので、参考にご覧ください。

動画で確認できるように、くしゃみがとにかく止まらない感じです。

体をブルブルとふるわせています。

主にハムスターのアレルギーの原因とされているのは床材です。

床材が個体に合っていない場合、くしゃみの連発、脱毛などが確認できます。

ただ、床材が原因の場合、アレルギーでなくても過度に安価なものであると、床材が粉状になっていて鼻の中に入ってくしゃみを引き起こす原因になっていることもあります。

人間と同じように食べ物のアレルギーがある場合もあります。

ストレス

個体差はあるとはいえ、ハムスターはとても繊細な動物で、ストレスに弱いとされています。

ストレスが原因で体調不良を起こしてしまい、そこからくしゃみにつながることもあります。

ストレスの原因も個体によって様々ですが、運動不足であったり、飼主さんの接し方に問題があったり、食べ物が急に変わって戸惑っていたりなど色々考えられます。

特にハムスターを初めて飼った人や、小さなお子様がいる場合など、ちょっかいを出し過ぎていてストレスになってしまっているかもしれません。

環境や飼育方法を見直す機会と思って、飼育本を読みなおすなどして、自身を振り返り、ハムスターの居心地の良い環境を作ってあげましょう

ウィルス性や細菌性の感染症

くしゃみの他に、鼻水が出ていたり、食欲の低下、少し息苦しいような症状が見られたら、風や何かの感染症かもしれません。

ウィルス性の場合は、飼主さんから風邪やインフルエンザが感染することもあります。

特に飼主さんがインフルエンザにかかってしまった場合は、原因としての可能性がかなり高いと言えます。

細菌性でもウィルスと同じような症状が確認されています。

この場合は、不衛生な環境で飼育されている場合が多く、ケージの中だけでなくケージを置いてある部屋が、ホコリっぽいなどの影響もあります。

また、飼主さんが外から帰ってきて、手も洗わずにハムスターを触ったりするのも、細菌感染しやすい状況になります。

生野菜や生フルーツなど、ハムスターにあげた食事がケージの隅で放置され、カビが生えてそこから細菌が繁殖していく場合もあります。

そのまま放っておくと、肺炎を引き起こし、命を落とすことにも近づいてしまいます。

くしゃみをしている時の対処法

では、ハムスターがくしゃみをしている時、飼主はなにをしてあげられるのか?

まずは、落ち着いてハムスターがどんな様子なのかを見てみましょう。

くしゃみの間隔、鼻水が出ているのか、食欲はあるのか、元気はあるのか、脱毛は無いか、目やにが出ていないかなど、よく観察して見てください。

のんきに動画なんか撮っている場合じゃないと散々言ってきましたが、今後の自分のお世話の仕方や獣医に見せるため、他の飼主さんの参考のためにも、こういう場合の症状は動画を撮っておくことも良いと思います。

動画を獣医に見せることで、ケージ内の環境の改善点を見つけることが出来ますし、何よりも病院で少し症状が落ち着いてしまった場合、確実な診断が出来ないこともあります。

いつ、どういう状況でくしゃみをしていたのかを確実に伝えるためにも必要になってきます。

ただし、長時間ではなく、1分程度の短い動画におさめてくださいね。

食べ物が原因の場合、生野菜の場合は、農薬などが安易に考えられます。

この場合はよく洗ってあげてください。

それでも改善しない場合は、生野菜をあげないという選択も出来ます。

ペレットや乾燥物だけだという時も、製造過程でアレルギーを引き起こす何かが使われていることもあります。

原因がわからず、食べ物かもしれないという場合は、普段からあげているものを一つ一つ取り除いたりして、何が原因なのか自分で調べる必要があります。

その子がとても好きなものでも、アレルギーの原因となっていたとしたら、他に好きになってもらえるようなものを探しましょう。

病院へ連れて行く

くしゃみを確認したら、自己判断せずにまずは病院で診てもらいましょう。

床材が原因だと思っていても、もしかしたら他にも何かあるかもしれませんし、実は風邪をひいていたという事もあるかもしれません。

また、他にも何かが見つかる場合もありますので、病院で確実な診断をしてもらい、お薬を処方してもらうだけでなく、家で出来ることなども教えてもらい、飼育方法も改善するようにしていきましょう。

床材を変更する

床材が原因と思われるケースは、かなり多いです。

出来るだけ早く床材を紙質の物に変更するようにしましょう。

夜中に確認した場合は、別の床材を用意できないと思いますので、キッチンペーパーをハサミなどで細かくし、床材として入れてあげましょう。

病院に連れて行く場合も、キッチンペーパーなど応急処置でもかまいませんが、それまで使用していた床材も持っていき、獣医の話を聞きましょう。

紙質の床材を参考までにいくつかご紹介します。

https://item.rakuten.co.jp/chanet/300870/

https://item.rakuten.co.jp/soukai/4972547028181/

https://item.rakuten.co.jp/kousoku/hakuson002-20/

https://item.rakuten.co.jp/e-petyasan/4972547034298/

白紙新聞紙は自分で切るか、シュレッダーなどを活用しないとなりませんが、コストパフォーマンスが高いです。

上にあげたものが全ての紙質床材ではありませんので、その子に合った床材を探してあげてください。

掃除をする

ホコリやカビなどが原因の場合は、飼育環境が悪いという事です。

ケージ内の掃除はもちろんのこと、ハムスターがいる部屋も清潔に保つようにしましょう。

人間だって、不衛生な環境の中に居たら体調も崩しやすくなります。

ハムスターのお世話をする前や、外から帰ってきた時は必ず手洗いをし、細菌感染を防ぎましょう。

特に小さなお子様がいる場合は、上記の事をよく守るように指導してあげてください。

もし、飼主さんが風邪やインフルエンザ、その他ウィルス性の病気になってしまった場合は、ハムスターのお世話は他の人に任せて、ハムスターのいない部屋で安静にするようにしてください。

一人暮らしの方の場合は、念入りに手を洗い、マスクをしてご飯を用意してあげるなど、出来る限り感染しないよう配慮することが必要です。

菌の繁殖を抑えてるためにも、部屋の乾燥にも注意しましょう。

特にインフルエンザが流行しやすい冬場は、乾燥し過ぎると、それもストレスの一つになってしまいます。

加湿器を使用するなどして、湿度も40%以上~50%前後を保てるような環境づくりを目指しましょう。

まとめ

くしゃみをしていても、一度きりなら問題視する必要はありませんが、連発している・毎日しているなど確認出来たら、出来るだけ早めの対応が必要です。

床材や衛生的な環境など、どれも飼育環境であったり、飼主が原因となるものばかりです。

可愛い家族につらい思いをさせないためにも、普段から清潔な環境づくり、そしてストレスを与えないようなお世話の仕方を心がけていきましょう。

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