今の時代、インターネット通販は当たり前、ハムスターのグッズはいつも通販利用ですって飼主さん、多いと思います。
自宅まで配達してくれるし、現金が手元になくてもカードの引き落としが使えるし、とっても便利ですよね。
でも、ハムスターのご飯や用品は通販できても、ハムスターの生体って通販では購入できませんよね。
どうしてなんだろう?もっと気軽にハムスターが買えたら、いいのになぁって思ったことはありませんか?
生体販売が出来ない理由を知って、今ある命をもっと大切に出来るようにしましょう。
ハムスターの生体通販が出来ない理由
生体販売ってどうしてしてくれないんだろう?
こんなに世の中何でも通信販売で購入できるのになぁ…って不思議に思ったことはありませんか?
昔はしてくれていたような気もするけど…どうなのかなぁ。
そんな疑問にお答えします。
動物愛護法の改正
どんな業務でも、日本では営業方法など法律に基づいたものがあります。
ペットショップも様々な法律の下、営業されています。
その中で2013年9月から施行されている動物愛護管理法(注1)があります。
それは、
ブリーダー及びペットショップなどの第一種動物取扱業者(哺乳類、鳥類、爬虫類の販売を業として営む者)は、その動物を購入しようとする者に対し、
・販売する動物の現在の状況を直接見せること
・対面により、生年月日や適正飼養のために必要な情報を提供すること
が義務付けられました。
つまり、生体を販売しているお店では、こういう子がいますよ。とインターネットで写真をあげることは出来ますが、そのまま販売してはいけないと定められているのです。
直接見てもらい、その生体に対して、どういう飼育方法が適しているか等を説明しないと、販売してはいけないとされています。
ハムスターの場合は、病気になってしまったりするとペットショップで療養し、治った頃にはもう大きくなっていたという事も珍しくありません。
ペットショップで安く販売されている時は、病気があった、怪我をしていたなどの理由がある場合があります。
実際に見た方が、運命の感じ方も違うと思いますし、お世話で気を付けることなども、店側からの思いもありますから、しっかりと耳を傾けるようにしましょう。
また、終生飼養といって、動物を最後までお世話をするという事も動物愛護管理法で、飼主に対しても努力義務となっています。
ですから、
・飽きたから外に放す
・あえて餌や水を与えない
・病気やケガをしたのに放置しておく
このようなことはしてはいけないとされています。
最後の時まで、お世話をする気持ちでお迎えするようにしてください。
(注1:動物愛護管理法とは…ペット関係者だけでなく、すべての人間が守るべき法律です。対象動物はペット・動物園の動物・家畜・実験動物など人が飼育している動物です。)
配送中の事故
上述した通り、今は通信販売が主流と言っても過言ではないほど、利用者が多くなっています。
ニュースでもたまに取り上げられていますが、この通信販売の利用者が増えるほど、配達業者が忙しくなります。
残念ながら、忙しいわりに給料が良いわけでもなく、人を多く雇うことも無く、一人の配達員の負担が大きくなります。
どんなに気を付けていても、事故が起こってしまう事もありますし、未配達の物が多数あったという事もあります。
以上の事をふまえて、配達するものがハムスターだったら…と考えるとどうでしょう?
もし、配達している間に、その車が事故に遭ったら?
箱を破って脱走してしまったら?
長距離の移動に耐え切れなかったら?
その配達員だけに責任を押し付けますか?
もし、そうなら、配達員として働こうという人はいなくなりますね。
残酷なことを考えていると思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、こういうことを考えると、大切な命を守るためにも、簡単に生体を通信販売できるとは思えませんよね。
虐待などの防止
簡単に生体が安く買えるとなると、虐待行為のために生体を購入することも考えられます。
非常に恐ろしく、残念なことではありますが、実際にそういう人間が実在しています。
どうしてそういうことをするのかは、全く理解できませんが、そういう人間から守るためにも、生体の通信販売はしないということにつながっています。
日本の動物愛護管理法では、虐待に関することも定められています。
世界から見ると、日本は虐待に関する処罰が甘いかもしれませんが、罰則があるという事は確かなことです。
飼育用品やグッズは通販が安い場合も
ペットショップが近くにあるから、通信販売は必要ないわ~という人もいると思います。
ですが、ペットショップでは生体をお迎えするだけでなく、グッズや餌も購入しますよね。
大きなペットショップで品ぞろえも豊富だというところは良いかもしれませんが、こじんまりとしていると商品に限りがあり、欲しいものが無いという時は、通信販売が便利です。
近くにペットショップが無いという人も、通信販売を利用することが多くなるでしょう。
さらに同じ商品でも、お店によって値段が違うことがありますね。
商売をしたことがある人はわかるかもしれませんが、同じ商品でも仕入れ値が違えば、どうしても販売価格が異なってきます。
同じものなら少しでも安い方が良いというのが、一般的な考えだと思います。
送料など考えると、近場のペットショップで購入した方が安いという事もありますが、サイトのポイントや、カード支払いの際に付くポイントなど、上手にポイント還元を使用すると、かなりお得になることもあります。
通信販売の方が、餌やグッズなどの種類は豊富ですから、ハムスターのためにお買い物を楽しみたいですね。
飼育用品お勧め通販店舗
通販サイトは数多くあります。
ここでは、代表的なものになりますが、ハムスターの用品を買えるサイトをご紹介いたします。
店舗では家電量販店ですが、通販サイトではペット用品もかなり豊富です。送料が無料なところが嬉しいです。
ハムスターだけでなく、ペットの物なら何でも揃うというほどの品揃えです。
海外の物でも購入可能で、ペットショップで見かけないようなものも手に入りやすいです。
ハムスターの飼育用品がセットになって販売されています。
全部一度に揃えたい!という人にお勧めです。
ドワーフ用、ゴールデン用と種類の関連で選べるのがとっても便利です。
ハムスターグッズ通販店舗
ハムスター飼いあるあるの一つ、ハムスターグッズを見ると思わず買ってしまう。
というお財布の紐がゆるゆるになってしまうのが、恐ろしいほどの通信販売。
ここでは、ハムスターグッズが買えるお店をご紹介します。
ハムスターのイラスト入りの印鑑が作れるお店です。
イラストも種類があり、色やフォントも選べます。
ハムスター飼いさんなら一つは持っておきたいカワイイはんこ。
スマートフォンケースのお店です。
ほぼ全機種対応というのも嬉しいのですが、オーダーで自分の家のハムスターの写真、名入れなどもして、スマートフォンケースが作れるというサービスに大注目です!
ハムスターの写真集が販売されています。
素人の方からプロの方まで、手作りの作品が満載です。
ハムスターで検索すると色々ヒットして楽しいですよ。
まとめ
生体の通信販売がどうして出来ないのか、法律で定められているからと一言で済ませることも可能ですが、命を守るという意味でも大切なことだという事がおわかりいただけましたでしょうか?
日本では、動物管理愛護法の勉強は特別なところでしかされていませんが、少しだけでも知っていただき、命の重みを知って大切に思う人が一人でも増えればうれしいと思います。
無理に動物を好きになって欲しいとは思いません。
動物が嫌いな人も沢山居ると思います。
それは、それでいいのです。
ただ、嫌いなら関わらないでいればいいだけです。
嫌いだからと攻撃するのは、間違いです。
それは、人間同士でも、同じことで、ただ単に嫌いだからといじめて良い理由にはなりませんよね。
代わりになる命がないこと、その命を大事に思う人がいる、例え自分が嫌いだとしても。
通信販売は、生体は買えなくても、グッズや用品はたくさんあります。
上手に使って、楽しいハムスターとの生活を過ごしていきましょう!